今日は(も)終始、個人(パ-ト)練習に時間を費やしました。まあ人が少なめなのもありますが(多大に

)、今回の曲はまずはとにかくさらわないと先に全く進まないので、個人等々でいそいそと楽譜とにらめっこ

しながら、あ~でもないこ~でもないと四苦八苦しながら少しづつながら分かってきた様な気がします・・・、あくまで気がするだけですが(笑)
まあ~今回の曲はやたらに臨時記号があちこちに出てくるので、ぼけっとしてると間違ったまま吹く可能性が
大なので、一音づつ確認しながら練習しております・・・何が辛いかって、テンポが速い所に限って
「ダブルフラット」が出てきたり次の音ではナチュラルが付いてたりするので、頭も腕も混乱しまくっております
とにかく
日々精進しろってことですね(;´▽`lllA``
話変わって、今日から来年度の課題曲が全日本吹奏楽連盟のHPから1部分だけですが聴けるようになりました、聴ける時間は去年と同じく約1分。
しかし、ご存知の通り今年は課題曲が長い年ですので演奏時間も5分前後の曲が多く、1分程聴けても全体の5分の1程度でしたのでほんまに障りだけの印象でしたが、来年はマーチの年のため演奏時間も3分~3分半の曲なので、全体の3分の1は聴ける計算になります。
てことで、早速聴いてみましたが、去年よりははるかに想像はし易いのですが、管理人のような素人にはやっぱり全体像は想像出来ませんでした(笑)。
1分だけの印象で行くとⅠ~Ⅳが割合バラけそうな予感はしますね、あと技術的には去年(05年)の課題曲よりは4曲ともが選び易いかもしれませんね・・・まあ1分だけなので後が分からないのでなんとも言えませんが(笑)
何はともあれ公式に発売(でいいのかね?)される12月下旬が楽しみですね。
そして、さらに連盟のHPにある今月のすいそうがく(吹奏楽連盟から連盟に加入している各団体に送付される機関誌)を見てると、08年度(さ来年)から課題曲が往年の形に戻るような話を書いてました。
往年の形と書きましたが、吹奏楽曲・マーチが混在の構成が昔の(こう書くのも悲しいが)課題曲でした、更に時代によってはポップスのりの課題曲もあり非常にバリエーションがありました。
管理人世代にとっては、学生時代は全てこの形でしたので非常に馴染み深いのですが・・・とはいえうちの団員を見渡しても半分以上は何だその課題曲の並び?と思う世代が多くなりましたね

というか知らないんですよね~(笑)
今の形(マーチと吹奏楽曲に年度ごとに分けられた)になったのが、1993年(平成5年)で、この年から課題曲の分け方が「A・B・C・D」としていたのが「Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」と変わりました。
管理人なんかは最初この数字で呼ぶのに違和感ありありでしたが、さすがに10年以上も続くと馴れましたね(笑)ちなみにこの年は全部マーチでした。
そして94年は吹奏楽曲のみとなり、全国各地で自由曲選びに四苦八苦してましたね・・・特にこの当時は当然ネット環境も全く発達してないので情報収集にてんやわんやしてたのではないか思います。
この年の課題曲に
「饗応夫人」という非常に難しい(今の課題曲Ⅴより全然難しい)課題曲があり、初めて聴いたときにこんな難しい課題曲ありか?と思ってたら、その時聴きに行った全国大会高校部門では半分位がこの曲だったのを思い出しました・・・今の課題曲じゃ考えられない、
バリサク・ファゴット・バスクラなどの木管低音楽器にソロが多かった曲でしたね・・・当然それ以外の楽器もやたらに難しそうでしたけど。
そういえばこの年の課題曲で
「雲のコラージュ」という曲もあったんですが、この課題曲は多少の改変なら認められていた珍しい課題曲でして、課題曲なのに
ハ-プや
アングレを使う団体は出てくるわ、はたまた最後に
合唱を入れたりしてくるわと各団体で色々と工夫(正しいかは不明)して特色を出していたのを思い出しますね~。よくアングレを使ってた場所は、
元はラッパのソロだった気がしますけど、何故かアングレがよく使われてましたね(笑)
そしてこの年の曲は今と比べて1分以上も演奏時間が長かったので、自由曲選びがさらに混迷してたのではないかと思います・・・これだけ長いとノーカットでするのに良い曲はないかと考えた結果、やたら人気が出たのが、
L.バーンスタイン作曲の
「キャンディード」序曲 この曲の楽譜が一時期が日本中の楽器屋から無くなったと噂される位(ほんとに入手困難になったんですが)全国各地でよく演奏されてましたね。
そして、10年以上の月日が経ちまた従来の形態に戻る話にとなってます(決定かは分かりませんが)ほんま、今の世代には新鮮かもしれませんよね~(笑)うちらには馴染みがあるので全く違和感がありませんが(←しつこい)
とにもかくにも選択肢が増えるのは良い事ですわね、昔のようにポップス系統の課題曲も復活すればさらに面白いとは思いますけどね

話題に上げた「饗応夫人」は数ある課題曲の中でも超難曲と言われてますが、課題曲でこれより前に超難曲といえば
「深層の祭」(88年度)という課題曲がありましたがこの曲も課題曲の範疇を超えた深さと難しさがありましたね~。今でも歴代課題曲で1番難しいと言われてますしね(技術的にも音楽的にも)。
でも、当時はこの曲を普通に課題曲として中学生が普通に吹いてたんだな~と考えるとホントに凄い時代だったんだなと思いますね・・・冒頭にファゴットのソロから始まる課題曲でしたが(今の時代じゃまず考えれないですが)、当時の高知県大会でこの課題曲の演奏を生で聴いた時はあまりの驚きに全身鳥肌がたちまくりでしたね(笑)。後にも先にも課題曲の頭だけを聞いて全国まで行くな~と思ったのはこの演奏だけですね

今聴き直しても上手だものな~あの演奏は

とまあ、久々に(いつもか

)マニア話に花を咲かせてみましたが、これからも後世に残る課題曲に出会えれば良いですね~(そんな課題曲は難しいから出来なかったりしますけど

)
最後にここからさらにさらにマニアックな課題曲話を追加すると
昭和31年~33年までは中学校部門のみ・高校部門のみ・職場部門のみ・大学&一般部門のみ(当時一般はごく少数)と各部門ごとに課題曲が設定されていて計4曲(当然今のような自由な選択肢はなし)
昭和34年は職場・大学・一般の課題曲が一緒になり計3曲(とはいえ当然選択肢の自由はなし・・・以下続く)
昭和35年~39年は中学校部門と高校・職場・大学・一般部門で計2曲
昭和40年は中学校部門と高校・職場部門と大学・一般部門で計3曲
昭和41年~48年は中学校部門と高校・職場・大学・一般部門で2曲(昭和41年の高校・職場・大学・一般部門課題曲は今でもよく自由曲で演奏される大栗裕作曲の
吹奏楽のための小狂詩曲があり、昭和45年の高校・職場・大学・一般部門課題曲はA.リードの
音楽祭のプレリュードがあります)
昭和49年は初めて全部門共通(選択肢が拡大)で2曲となりこの年の課題曲に今人気沸騰中の
「高度な技術への指標」が採用されています
昭和50年は再び昭和41年~の方式に戻り・・・と思いきや
昭和51年は再び全部門共通となります(笑)
そして
1番複雑なのが昭和52年の課題曲の方式でして・・・
まず中学校部門で1曲、高校・職場・大学・一般部門で1曲・・・ここまでは従来どおりですがさらに全部門共通の課題曲が1曲あり(この時の曲が今でもよく演奏される名曲
「ディスコ・キッド」そしてさらにさらに、中編成&小編成用の課題曲として藤田玄播作曲の行進曲「若人の心」がありました。ちなみにこの方式はこの年が最初で最後です。
昭和53年~は部門別課題曲が廃止になり全部門共通の課題曲のみとなりました。ご存知の通り
平成15年(2003年)からは大学・職場・一般部門のみ選択可能の課題曲Ⅴが設定されてます。
とまあ昔は課題曲の選択肢すらない時代もあったわけでそれに比べたら今は自由が増えた分全然幸せかもしれませんね(笑)
しかし1年ごとに課題曲の選択方式が変わってる時代は大変苦労が多かったでしょうね、特に昭和52年の課題曲の設定は凄すぎるというか、あきらかにやり過ぎ感が

(笑)
そういえば四国支部の中学校B部門限定で
課題曲Ⅵとして「バラの謝肉祭」とかを設定してた時代もありましたね・・・懐かしいですな~(確か10年くらい前ですかね~)